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レリーズがある場合には、離陸の初期に上向きのモーメントがかかりやすく、上昇角が急になりすぎる傾向があるので、操縦桿を押さえぎみにして離陸すべきである。
次に3−51図のように、胴体の中心線からはずれたところにレリーズがある場合には、離陸の初期に機首を横に振る傾向があるので、翼端保持者をその反対側に移動させ、パイロット自身で方向舵を使用するように注意する。
(2)張り合わせのときのブレーキ。曳航前の張り合わせは、思わぬ大事故につながることがある。車輪に曳航索が巻きつくばかりでなく、自然離脱の原因にもなる。張り合わせのときには、ブレーキを引き、機体が惰性で前進するのを止めてから、張り合わせの信号を送るべきである。

 

離脱
離脱は、その上昇限度近くを判断して行なうものである、上昇限度は、3−53図のように、グライダーのL/Dで決定する。高性能のグライダーほど、曳航されてウインチのま上まで上昇する可能性がある。パイロットは、ウインチがどの辺にあるかを判定す

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